組織・人事制度診断
人事制度は社長のメッセージ
人事制度は、単なる「評価をして賃金を決めるためのルール」ではありません。従業員が、組織に対して最大限の貢献を発揮できるように動機づけるしかけです。何をどのように評価すれば一人ひとりのやる気を引き出せるのか、またその結果をどのように報酬に反映させれば公正なのか、従業員の納得を得られるのか。求められる人事制度は、その会社の業種・業態、規模、歴史や風土、従業員の人員構成などによって大きく異なります。
逆に言えば、経営者の考えを積極的に形に表すことで、より良い人事制度ができあがるのです。人事制度は社長から従業員への大事なメッセージを伝えるものなのです。
しかし、制度導入・運用開始から年月が経過し、毎年の恒例行事のように運用がなされていくにつれ、運用ルールは引き継がれても、制度に込められた思いや考えは次第に置き去りにされていくのが通例です。その結果、表面化している従業員の不満や運用上の問題点だけをとらえ、対症療法的に手を打とうとする企業が多いというのが私たちの実感です。
まずはわが社の人事制度を知るところから
そこで、制度改革をお考えの企業に、私たちがまずお奨めしたいのが、「わが社の人事制度をよく知ろう!」ということです。わが社の人事制度はどんな仕組みになっているのかはもちろんのこと、そのようにしたのはなぜなのかを掘り下げることにより、その制度が導入された背景がわかります。
その当時の会社の人材管理に対するスタンス、姿勢が見えてきます。これをあらためて確認・共有した上で、現状の会社をとりまく環境と照らし合わせ、何を変え、何を変えてはいけないのかを見つけることが、自社の人事制度を改善改革する上での重要なポイントになります。
組織・人事制度診断サービスとは?
私たちはさまざまな業種・業態・規模の企業の人事制度を長年にわたって診断し続け、ともに改善改革を進めてきました。その経験に基づいて、まずは皆さまの会社で今お使いの人事制度が、「どのような考え方のもとに、何を目的として、どのようなしかけになっているのか」を読み解き、貴社の現状に即した改善の方向性をアドバイスします。具体的には、以下の通りです。
- 関連資料やデータ、ヒアリングの分析
- 現状の仕組みと運用実態の把握
- 問題点の洗い出し
- 解決の方向性の提案
実際に制度改革に着手するかどうかの意思決定材料として、またどの程度の改善が必要かを知る上でも、診断レポートは有効です。目の前の現象にひきずられた対症療法的な制度改革に陥ることのないよう、診断サービスのご利用をお奨めいたします。
組織・人事制度診断の流れ
STEP
01
分析
STEP
02
問題点発見
STEP
03
改善案策定
STEP
04
ご報告・助言
診断レポート