株式会社プライムコンサルタント

全員参加型の目標管理制度【株式会社エコアール様】

概要

・管理職自身の目標がマンネリ化していた状況を改善するために、各事業部での計画策定に一般社員も参加させる体制を構築した
・計画策定の流れに当社が提案した「課題発見のためのワークシート」を組み入れて、現状を踏まえたロジカルな分析手法を会社全体で共有した
・現場のリアルな意見が事業計画に反映されることで、リーダー層を中心に非管理職も全体目標達成への参画意識が高まり、意欲的に仕事に取り組むようになった

依頼の背景

エコアール様では役割責任区分による人事制度と評価基準づくりによって、人事評価に対する社員の納得感も高まっていましたが、新人事制度を運用していくなかで管理職の個人目標につながる組織目標の内容がマンネリ化する傾向が見られるようになりました。総務本部長(当時)の笠原様は当時の状況を次のように語っています。
「各部門から上がってくる計画を見ると、前年度の内容とあまり差異がなかったり、取り組み方法が変わっていなかったりなど、現場の声が反映されていないのではないか、マンネリになっているのではないか、ということを感じていました。結果として、確度をもって目標達成することが難しいという状況にありました。そこでプライムコンサルタントから提案された『課題発見のためのワークシート』に取り組んでみることにしました」

コンサルティングの内容・結果

事業計画策定の流れを見直す

それまでは会社が年度の経営計画の方針を決めて、マネジャーやチーフ層が中心となって事業部ごとに計画を策定していましたが、上から下りてきた指針をそのまま受けての計画は結果や数字ありきの内容に偏りやすく、計画や目標を達成するための施策やプロセスの検討が十分ではなかった部分もありました。

そこで、各事業部で計画を策定する最初の工程として、管理職が実務階層の社員と話し合うステップを挟む込みました。具体的には次のようなものです。

  1. 会社が用意した事業計画を一般社員も含めた部門メンバーと共有する
  2. 事業計画の実現にあたって障害となる現場の問題や困りごとを一般社員の声も聞きながら列挙していく
  3. 優先して解決すべき問題を選び出し、解決に向けた具体的な手段を現場の社員と一緒に考えていく

こうした取り組みは多くの会社でも行われていると思いますが、管理職によって課題の捉え方がバラバラであったり、組織としての取り組み課題の設定や個人目標への展開も管理職の個人的な力量任せに終わっているケースが見られます。そこで、適切な課題発見の思考プロセスを共通化し、誰でも使えるツールとして整理したものが、プライムコンサルタントの「課題発見のためのワークシート」とそれを活用した個人目標の設定方法です。

エコアール様では「課題発見のためのワークシート」を共通ツールにして、各事業部が一般社員も巻き込みながら「会社方針を達成するために部門全体でなすべきことは何か」を考える流れを整備したことで、結果ありきの計画から脱却し、目標を細分化しながら具体的な手段を盛り込んだ計画書が作られるようになりました。計画書の内容が充実したことで、それを実行・達成するために設定される管理職の個人目標も実効性のある内容となりました。

お客様の声

「以前の事業部からの計画書には作成者はチーフなどの管理・専門階層の名前が記されていたのですが、今期の計画書にはチーフの名前のほかに、若手の実務階層の一般社員の名前が載るようになってきましたす。上から下りてきた指針に基づき各事業部門が計画を策定する前に、課題発見ワークシートで一般社員も計画作成に参画する一段階が入ることになったわけです。実務階層の若手社員なども事業計画の目標を理解し、参画意識が強まっています。若手社員にとっても事業計画がどうできているのか理解が進みますし、成長も楽しみです。管理職層だけでなく、実務階層も含めて事業計画策定に関係する人を増やすことが大事だと考えています。特に全員参画型の経営では、実務階層が参画することで、管理職階層に考える余裕ができてくるのが大きいと言います。」

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