第17回 米国人材マネジメント協会 年次大会に参加して-6-
【強い組織を作る!人材活用・評価・報酬の勘どころ】こんにちは。コンサルタントの田中博志です。
今回は、Robert J. Greene氏の「報酬の基礎」という講演をもとに、報酬において重要な3つにポイントについて考えます。
ポイント1 社員の仕事の特徴に合っていること
ポイント2 社員のニーズに合っていること
ポイント3 「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」のバランスがとれていること
なお、報酬には人件費コントロールという観点も重要ですが、ここでは働く人の動機を支えることに焦点を当てることにします。
みなさんの会社では、報酬体系や報酬を決めるときの評価の視点は全員共通ですか? それとも職種や階層によって違いを設けていますか?
制度の公平感や人事異動のやりやすさを考えると共通の方がいいですが、社員の立場で考えるとそうとは言い切れません。例えば、営業職と研究開発職では、仕事の進め方、成果、成果が出るまでの期間に違いがあります。
また、それぞれの報酬観(どのように報いてもらいたいか)にも