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有期労働契約の更新回数と雇止めとの関係-2-(連載第9回) 

【中川恒彦の人事労務相談コーナー】

Q 有期労働契約については、ある程度の回数を更新すれば、期間の定めのない労働契約と同様に取り扱う必要が生じ、雇止めができなくなるといわれていますが、更新回数がどの程度であれば、雇止めが有効と判断されるのでしょうか。

A 労働契約書の中に契約期間が明記されており、かつ、更新の度ごとに更新の必要性、本人の勤務成績等を判断の上、新たに労働契約が締結されている場合には、更新回数にかかわりなく、雇止めは有効であると判断した裁判例が多くみられます。

(解説)

解説の「1 はじめに」、「2 関連する法令等の規定」、「3 更新回数と雇止めとの関係に関する厚生労働大臣答弁」については、第8回 有期労働契約の更新回数と雇止めとの関係(1)をご覧ください

4 有期労働契約の雇止めの有効性に関する裁判例

 前回、厚生労働大臣は、国会答弁において「何回更新すれば期間の定めのない労働契約と同視できるかについては、一概に言えない」という趣旨の答弁をしていることを紹介しました。

 「有期労働契約を何回か更新すれば、期間の定めのない労働契約に転化する」というアバウトな説がありますが、厚生労働大臣の答弁は前回紹介したとおりであり、裁判例を見ても、そのような単純なものではなく、たとえば「1年契約を10回以上更新しても有期労働契約としての性格に変更はなく、したがって、雇止めは有効である」とするものも結構多く

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