1. プライムコンサルタント
  2. 人材マネジメントセミナー
  3. 中川恒彦の人事労務相談コーナー
  4. 定額残業手当について-1-(連載第5回) 

プライム特選情報

定額残業手当について-1-(連載第5回) 

【中川恒彦の人事労務相談コーナー】

Q 定額残業手当制度の導入を検討しているのですが、実施上の留意点について教えていただければ幸いです。

A 残業手当を定額で支払う定額残業手当は、その労働者が行った時間外労働に対して法律上支払うべき割増賃金の額が、定額残業手当の額を下回るときはそのままで差し支えありませんが、法律上支払うべき割増賃金の額が定額残業手当の額を上回るときは、法律上の割増賃金額に達するまでの差額を支払わなければなりません。

(解説)

 定額残業手当については、少し誤解をしている企業もあるようで、定額残業手当が争点となった裁判例においては、使用者側敗訴の事例が多数見られます。
 したがって、単に「定額残業手当の導入」ということだけでなく、どのような理由で、どのような職種の労働者に、どの程度の額の定額残業手当を適用しようとしているかといったことが分かれば、さらに的確な回答ができるのではないかと思いますが、一般にいわれている「定額残業手当」について通常留意すべき点を説明することとします。

1 定額残業手当とは

 「定額残業手当」(固定残業手当ともいうようですが、ここでは「定額残業手当」で統一しておきます)は、時間外労働割増賃金(休日労働割増賃金を含むこともあります)を一定額で支払うという制度です(もっとも、法的に定義があるわけではありません)。
 しかし、その労働者に対し法律上支払うべき割増賃金が定額残業手当額を上回ったときは、

ここから先は「WEB会員」の方のみご利用いただけます。

ログインして続きを読む
ログインして続きを読む
会員登録(無料)がお済みでないかたはこちらから
WEB会員登録(無料)
WEB会員についての詳細はこちらから

WEB会員について

このページの先頭へ