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「休職期間が満了しても復職できないときは、退職とする。」という取扱いの可否-2-(連載第76回) 

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(2013年11月)

Q「うつ病」で長期間休んでいる社員がいます。現在、休職期間中ですが、まもなく、休職期間が満了します。当社の就業規則では、「休職期間満了の場合で、復職できないときは退職とする。」という規定があり、従来、この規定により退職とした者もおります。
 今回の場合も、もし復職できないときは退職として取り扱いたいと考えていますが、何か注意すべき点はあるでしょうか。

A 「休職期間が満了しても復職できないときは、退職とする。」という趣旨の就業規則の規定は、多くの企業においてよくみられるところです。
 休職制度が、労働者側の都合により長期間にわたり労務の提供を期待することができない者に対し、一定期間解雇を猶予する制度であることから、「休職期間が満了しても復職できないときは退職とする」という取扱いは、一般的に認められているといえます。
 ただし、うつ病等精神的疾患の場合は、その疾患が長時間労働、職務内容の過重性、職場におけるパワハラ等業務遂行に起因するものであるときは、労働基準法第19条の趣旨からして、休職期間満了に伴う退職扱いが無効と判断されることになると思われます。

〔解説〕

 今回は、多くの就業規則に存在する「休職期間が満了しても復職できないときは、退職とする。」という規定の「退職とする」とはどういう意味か、また、「復職できないとき」の意味に関し、休職前の状態まで回復していなければならないか、それとも軽易な業務に従事できれば復職可能とみるべきかについて説明することにします。

3 休職期間満了による退職―労働契約関係の自動終了

(1)基本的考え方
 「退職」といっても、労働者の方から自発的に「退職します」という意思表示をするわけではありません。
 「退職」という語は、狭義には「労働者からする退職」を意味しますが、広く「労働関係の終了」を意味する場合もあります。
 「退職金」は労働者が自発的に退職した場合にだけ支払われるわけではありません。
会社都合等により「解雇」された場合にも支払われます。

 「休職期間が満了しても復職できないときは、退職とする。」という規定の意味は、「休職期間が満了してもまだ休職事由が消滅せず復職することができないときは、労働関係は終了する」という

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