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「休職期間が満了しても復職できないときは、退職とする。」という取扱いの可否-1-(連載第75回) 

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(2013年11月)

Q「うつ病」で長期間休んでいる社員がいます。現在、休職期間中ですが、まもなく、休職期間が満了します。当社の就業規則では、「休職期間満了の場合で、復職できないときは退職とする。」という規定があり、従来、この規定により退職とした者もおります。
 今回の場合も、もし復職できないときは退職として取り扱いたいと考えていますが、何か注意すべき点はあるでしょうか。

A 「休職期間が満了しても復職できないときは、退職とする。」という趣旨の就業規則の規定は、多くの企業においてよくみられるところです。
 休職制度が、労働者側の都合により長期間にわたり労務の提供を期待することができない者に対し、一定期間解雇を猶予する制度であることから、「休職期間が満了しても復職できないときは退職とする」という取扱いは、一般的に認められているといえます。
 ただし、うつ病等精神的疾患の場合は、その疾患が長時間労働、職務内容の過重性、職場におけるパワハラ等業務遂行に起因するものであるときは、労働基準法第19条の趣旨からして、休職期間満了に伴う退職扱いが無効と判断されることになると思われます。

〔解説〕

 多くの企業においては、労働者が私傷病等個人的事情により相当長期間にわたり出勤が期待できないときに、一定期間、「休職」として取り扱う制度があります。
 私傷病で休職した労働者が、休職期間が満了してもまだその傷病が治癒せず、復職できないときについての企業の通常の取扱いは、「退職とする」というものですが、最近においてはうつ病等メンタル面の疾患による「休職」が増加していることに伴い、単純に「休職期間が満了したから当然に退職とする」という取扱いだけでは片付けられない状況も生じています。

 また、休職前にその労働者が担当していた業務に復職できない場合は「復職できないとき」に該当するのか、それとも、軽易な業務に従事することが可能であれば「復職可能」とみて退職扱いはできないことになるのかという点も、

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