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定額残業手当について-3-(連載第7回) 

【中川恒彦の人事労務相談コーナー】

Q 定額残業手当制度の導入を検討しているのですが、実施上の留意点について教えていただければ幸いです。

A 残業手当を定額で支払う定額残業手当は、その労働者が行った時間外労働に対して法律上支払うべき割増賃金の額が、定額残業手当の額を下回るときはそのままで差し支えありませんが、法律上支払うべき割増賃金の額が定額残業手当の額を上回るときは、法律上の割増賃金額に達するまでの差額を支払わなければなりません。

(解説)

解説の「1 定額残業手当とは」、「2 差額を支払わなくてもよいケース」、については、 第5回 定額残業手当について(1)を、「3 定額残業手当に関する裁判例」、「4 基本給や手当の中に割増賃金を含むという主張について」は 第6回 定額残業手当について(2)をご覧ください

5 定額残業手当制度導入の可否について

 これまで2回にわたる説明からおわかりと思いますが、定額残業手当制度は行政や裁判所が推奨しているわけではありません。
 逆に、企業の「○○手当は定額残業手当である」「割増賃金は基本給、手当の中に含まれている」という主張に対し、定額残業手当と認められるための一定の要件を課し、その要件を満たさない場合は、  

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