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休日の振替-1-(連載第41回) 

【中川恒彦の人事労務相談コーナー】

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(2012年6月)

Q休日の振替についてお伺いします。
 当社は、休日については原則として週休2日制(土日休み)としておりますが、事業の性質上、1年間のうちに繁忙な時期、比較的閑散な時期が生じがちです。
 繁忙な時期には休日の確保もままならないことがありますが、1、2カ月後には業務に余裕も出ますので、そのような時期に休日出勤した分について振替休日を取らせたいと考えていますが可能でしょうか。
 また、1年単位の変形労働時間制の導入も考えていますが、その場合、休日の振替についての法律上の取扱いは違ってくるのでしょうか。

A 法定休日の振替については、
・就業規則等に休日振替に関する根拠規定があること
・事前に振替日を指定すること
・振替休日は最長でも4週間以内に与えること
が必要です。
 一方、法定休日以外の休日を振り替える場合については、そのような要件はありませんが、割増賃金支払いの必要なケースは結構生じます。

〔解説〕

 休日の振替に関しては、質問が多い割にあまり理解されていないのではないかという気がします。というよりも、正確に理解されていないから、質問が多いのかもしれません。そうすると、結局、説明が悪いのが原因なのかという気もしてきます。

 以前は、事業場の休日といえば、国民の祝日等を除けば週1日(いわゆる法定休日)しかありませんでした。その休日を振り替えるについては、一定の要件が課されていました。
 しかし、現在は、週休2日制が大勢です。法定外の休日がたくさんあります。
 それにもかかわらず、法定休日の振替について課されている要件を、法定外休日にも適用しなければならないと考えている事業場も相当数あるように思われます。
 同じ休日ですから無理もありませんが、すべての休日を一緒くたにして振替の可否を論ずるからおかしくなります。

 また、「休日を振り替えた場合は割増賃金の支払は不要であるが、代休の場合は割増賃金の支払いを要する」というのも、一定の場合にはそうですが、振替であっても割増賃金支払いの必要な場合も結構あります。

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