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無期雇用労働者と有期雇用労働者の賃金格差についての最高裁判決2(連載第172回)

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(2018年10月)

 今回は、有期雇用の契約社員と無期雇用の正社員との賃金の違いに関する判決(ハマキョウレックス事件)を紹介します。職務内容の相違や各賃金項目についての不合理性の判断など、重要なポイントを分かりやすい表にまとめています。
 また、両事件で問題となった賃金項目について、労働契約法第20条に照らした判断を比較した表も掲載します。ぜひ、自社の賃金項目と見比べてみてください。(ホームページ編集部)

Q 最近、同じ仕事をしている正社員と準社員(臨時社員)との賃金格差の当否に関する最高裁の判決が出たようですが、判決の内容について分かりやすく説明していただけないでしょうか。 

A 判決は2件あり、1つは、定年退職後再雇用された労働者の賃金と正社員との賃金の違いに関するもの、もう1つは、当初から有期雇用の契約社員として雇用された労働者と正社員との賃金の違いに関するものです。  最高裁は、前者については一定の賃金格差の存在を容認し、後者については、仕事に対応する賃金は同様の取扱いをすべきとしました。  

〔解説〕

 前回は、同日に出された最高裁判決のうち長澤運輸事件判決を紹介しましたが、今回は、もう1つのハマキョウレックス事件判決を紹介します。

3 ハマキョウレックス事件

〔事件の概要〕
 上告会社と有期労働契約を締結し、契約社員トラック運転者として勤務している被上告人が、正社員であるトラック運転者と、無事故手当、作業手当、給食手当、住宅手当、皆勤手当、通勤手当、家族手当に相違があることは、労働契約法第20条に違反しているなどと主張して正社員に支給された手当との差額の支払い(予備的に、差額に相当する額の損害賠償)を求めました。

〔判決の概要〕
(1)正社員運転者と

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